【ストレス・不眠の原因】腸は第二の脳!幸せホルモンを作り出す腸活のすすめ

という器官、皆さんはどんな働きをしていると思いますか?
食べたものの消化吸収を行う器官、便を作り出す器官。
こう認識している人が多いのではないでしょうか。
口から摂取した食べものは、胃で溶かされ、腸に送られます。消化器官として、送られてきた食べものから水分や栄養分を吸収するのが腸の役割です。
とても働き者で、その仕事量は、小腸・大腸合わせて、1日あたりおよそ9リットルと言われています。

ですが!
腸の働きは、それだけではありません。実は、今何かと重要な免疫力も、私たちの気持ちの変動も、腸が左右しているんです。今回は、腸の秘めたるスゴイ役割を、一緒に考えていきましょう。

※この内容はYouTube『レイテノール痩身チャンネル』で、2020/9/5~2020/9/8に投稿された動画に関する内容です。ぜひ動画もチェックしてみてくださいね。


いい腸が免疫力を高める

今年はコロナウイルスの影響もあり、特に「免疫力」が重要視されていますよね。
免疫力が下がると、ウイルスや感染症にかかりやすくなるだけでなく、肌が荒れたり、疲れやすくなったりと、様々な不調につながります。

では、免疫力を上げるにはどうすればよいのでしょうか?

そもそも免疫力とは、体内の細菌やウイルス、有害物質などを撃退する自己防衛システムのことで、無数の免疫細胞が強調し合い構成されています。
そしてこのシステムが衰えたり、正常に機能しなくなると、ウイルスなど悪いものから身を守ることができず影響を受ける、いわゆる「免疫力が下がった状態」になってしまいます。
免疫力を高めるためには、いかに免疫力の源である免疫細胞を活性化させるかが肝心です。

じゃあどうやったら活性化するの?

なんと免疫細胞の約6割が、腸でできていると言われています。
これでは、腸でしっかりと免疫細胞を作れる環境ができていないと、免疫力も半減してしまいますよね。
つまり、腸の調子を良くすることが、免疫細胞の活性化、もとい免疫力アップにつながるということです。


幸せは脳から?ではないんです!

腸の働きを2つお伝えしました。
1つ目は、食べものへの作用。胃で溶かされた食べものから、水分や栄養分を吸収します。
2つ目は、免疫システムへの作用。ウイルスなどと戦う免疫細胞を作り、私たちの体を守る役目をしています。

これだけでも、本当に働き者な器官であることがよくわかります。
でも、腸のすごいところはこれだけではありません。

実は腸、第2の脳とも呼ばれ、脳から指令を受けて働くだけでなく、自分で判断して逆に脳に指令を出すこともできるんです。
他の臓器は、脳からの一方的な指令により機能していますが、腸は脳とやり取りを交わしながら、消化吸収と免疫の仕事をこなし、さらに、ある物質を作っています。

それがなんと、幸せホルモン、セロトニン

セロトニンは、分泌されると楽しい・嬉しい気分になったり、ストレスが和らぐ効果があるため、「幸せホルモン」と呼ばれています。
逆にセロトニンが不足してしまうと、イライラしやすくなったり、睡眠がうまく取れなくなったり、自律神経が乱れて不調が出たり…生活にも支障をきたします。

気分をコントロールするのだから、脳が出しているものと思いがちですが、セロトニンの約9割が、腸から分泌すると言われています。

なんだか無性にイライラしたり、睡眠リズムが崩れていたり、だるさが続いたり、こういったお悩みは、腸を整えることで和らぐかもしれません。


身体を整える腸活のすすめ

腸は、私たちの身体的・精神的な健康を左右する器官であることが分かりましたね。

では、腸の調子を良くするには一体どうすればよいのでしょうか?

まずは、腸の天敵である、冷え・ストレス・暴飲暴食に注意しましょう。

腸は、冷えるとそれだけで働きが鈍くなってしまいます。「お腹を出して寝たら風邪を引く」なんて、小さいころに言われた人もいると思いますが、あれにはちゃんと、「お腹を出して寝たら腸が冷える。腸が冷えたら免疫細胞を出す働きも弱くなり、風邪を引きやすくなる。」という理屈があったんですね。
内臓なので直接温めることはできませんが、腹部を温めたり、運動・入浴などで血流を良くすると、腸の動きも活発になります

また、ストレスも腸に悪影響です。
ストレスからくる自律神経の乱れが、腸の働きを弱めます。
先ほど、「腸から分泌されるセロトニンが減ると自律神経が乱れる」とお伝えしました。
腸の乱れが自律神経を乱し、自律神経の乱れが腸の乱れを引き起こす
自律神経と腸は密接な関係にあります。ストレスの特効薬やサプリはありませんが、リラックスする時間を作り、自己を認めて、とにかくストレスを貯めすぎないことが重要です。

そして、暴飲暴食もNGです。
ただでさえたくさん働いている腸に、さらに負荷をかけることになってしまいます。
なかでもお酒の飲みすぎは、腸にも肝臓にも影響を及ぼします。週に1日でもいいので、お酒を飲まない休肝日を設けて、お休みさせてあげてくださいね。

これら天敵をなるべく避け、腸が喜ぶ、腸の栄養になる食べ物を積極的に取り入れていきましょう。

代表的なのが、納豆やヨーグルトなどの発酵食品、水溶性の食物繊維であるワカメ・めかぶなどの海藻類、オクラなどです。他にも、食物繊維が豊富なアボカド・バナナ、オリゴ糖を摂取できるハチミツなども、腸にいいとされています。

また、乳製品や豆類、果物類は、セロトニンの材料であり、眠りの質も高めるトリプトファンという成分が豊富に含まれている食材です。トリプトファンは体内で作ることができず、食べ物から摂取され作られるため、ぜひ意識して摂ってみてくださいね。

自炊は忙しくて無理!という方も、コンビニやスーパーでご飯を選ぶときに、サラダを海藻サラダにしたり、デザートをヨーグルトにしてみたり、お砂糖をハチミツやオリゴ糖に変えてみたり。小さなことから、腸活を始めてみましょう。

 ◎今回の動画はコチラ

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