ボランティア②

こんにちは。レイテノールの土橋です。

一ヶ月前から準備をすすめ、スタッフ一同みな楽しみにしていた宮城県気仙沼の皆さんをお招きしてのエステボランティア。

昨日(8月18日)無事に終わりました。

皆さん、一年半前に想像を絶するお辛い思いを経験なさったのに、とっても笑顔で明るくお話くださって、4,5時間あっという間に過ぎてしまいました。

エステをして、メークをして、耳つぼジュエリーをしてケーキを皆で食べておしゃべりして・・・楽しい時間ってあっという間だね~と、喜んで下さいました。

 

ご自身の家も実家も全部流されて、残ったのは車の中にあった息子のサッカーボールだけだった・・・という方

お母様を助けに戻ったお父様が帰らぬ人となった方

町が壊滅的な被害のあった南三陸町から、奇跡的に無傷で気仙沼まで帰って来られた方

 

災害ですから、いつでもどこでも誰にでも、同じ状況が起こりえます。

明日は我が身です。

他人事とは思えませんでした。

そして、笑顔でご家族を守って、子育てをしている皆さんを本当に同じ女性として、母親として尊敬します。

実は、この日の前に前振りのお話があります。

その二日前16日にいらっしゃたお客様のO様が、地元ライオンズクラブのリーダーでいらっしゃって、去年も支援物資を運んで何回か宮城県まで行かれていました。

みやぎ女子力支援会

「みやぎ女子力支援会」のメンバーです。

わたしが施術中にボランティアのことをお話しすると、「土橋さん、それは素敵!」と震災後の、特に女性達がいかに辛い思いをしてきたかを語って下さいました。

避難所が一致団結しなければならない、と衝立を立てることを禁止され、着替える場所もなかったり、化粧なんてもっての外、という空気から顔も髪もガサガサ・ボロボロでもリップひとつ欲しい・・・と言い出せなかったり、女性が女性として生きていくうえで、守りたいもの、失いたくないもの、のすべてを我慢して暮らさざるえなかったそうです。

はじめは、それこそ命があっただけでありがたいと思ったでしょう。

でも、女性は女性として生きていかなければ、笑顔にはなれません。

女性が笑顔にならなければ、家族に笑顔が戻りません。

リセラの城嶋さんがいつもおっしゃっている、「女性の笑顔が世の中を明るくする」というのは、わたしも本当にそのとおりだと思います。

すべての女性は、きれいになる権利があります。

一本の口紅が生きる力を蘇らせるひとすじの光になります。

そして私は・・・私達は、女性をきれいにして差し上げる事の出来る、このエステティシャンというお仕事につけたことに深く感謝し、誇りに思っています。

帰りに、うちのスタッフが私に深々と頭を下げて、「先生、貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。一人で出来ることではないし、めったに経験できることではないので、とても感謝しています。」と言ってくれました。

身内のスタッフの事ながら、なんて人としてきちんとした人なんだろ・・・と、頭の下がる思いです。

同じ価値観で働ける仲間がいて幸せだと、心から思えます。

この人たちになら、大事なお客様を安心して任せられると思っています。

最後は、私の気持ちだけの文章になってしまいました。(^^;;)

皆様、末永くレイテノールをよろしくお願いいたします。

 
 

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