記事監修:杉山奈津子
肌荒れ予防に
注目の「菌活」
お肌ってまさに「生き物」ですよね。
毎日ちょっとづつ違います。
今日は絶好調ー!って思って、この状態がいつまでも続いてほしいって願ってやみませんが、次に日になったらまたポツンと吹き出物が・・・とか、頬が赤い、ざらつきがある、もっと嫌なのは朝からドヨンとたるんでいる・・・とかね。(ーー;)
なんでいつもと同じスキンケアしているのに同じ状態保てないの??って悲しくなりますよね。
でも正直私たちエステティシャンでも自分のお肌のコントロールはとても難しいものなんです。
考えられるトラブルすべてに対応する魔法のような化粧品はありませんが、表面化している事象の原因と考えられるものを一つ一つ当たって、それを改善していくしかないんです。
その中の一つ、今回は「肌荒れ」についてです。
以前マスク荒れについて書きました。
(マスク荒れの記事はコチラ:
https://c.raytenor.jp/2021/05/bt37/)
復習すると、マスクの中が呼気や汗で長時間蒸れることによって、
一時的にアルカリ性になったところで大した問題ではないんですが、ずっとそのままの環境が続くと、皮膚常在菌達(スキンフローラ)のバランスが崩れていく んです。
もともと私たちの皮膚はPH5.5前後の弱酸性です。
弱酸性下では美肌菌と呼ばれる、「表皮ブドウ球菌」が元気に活躍してくれています。
この表皮ブドウ球菌は、古い角質や余分な皮脂を食べて、分解し、天然のグリセリンと脂肪酸を作り出してくれます。
また弱酸性が苦手な黄色ブドウ球菌という悪い菌も増えることができないので、弱酸性に保っているうちは比較的肌表面のトラブルは起きにくいものなんです。(内的要因なら別です)
ここで、もう一つの登場人物(菌)をご紹介します。
みなさん、よくご存じのアクネ菌です。
アクネ菌はニキビの元!退治するべし!!
って思っているかもしれませんが、実はアクネ菌は普段は保湿機能を高める役割を担っていて、これを根こそぎ退治するのは逆に乾燥を招くことになります。
でもくせ者・・・なんです。。。アクネ菌は。。
アクネ菌って、実は日和見菌、なんですよね。
この日和見菌は、どんなもので強い方の味方をするっていう特徴があります。
表皮ブドウ球菌が強く生き生きと働いている状況下では、アクネ菌は表皮ブドウ球菌の味方です。一緒に美肌を作ります。
でも、ひとたび黄色ブドウ球菌が勢力を拡大しだすと、今度はわぁ~~と黄色ブドウ球菌の味方に寝返って肌を攻撃しだすんです。
アクネ菌の持っているリパーゼという酵素が遊離脂肪酸を作り、毛穴を塞ぐようになり、アクネ菌は毛穴の中でどんどん悪さをするようになってきます。
ほんとう、アクネ菌ってくせ者ですよね(^^:)
最近の研究では、お肌を守るうえで大事なものは「バリア機能」と「皮膚常在菌バランス」 と言われるようになりました。
そこで生まれたのが、「菌活スキンケア」という言葉です。
肌常在菌にアプローチ
化粧水&スパが新登場
レイテノールには、今まで菌活に着目した商品は取り扱っていませんでしたが、乳酸菌のスペシャリストである「H&JIN(エイチジン)」さんが、
この度、素晴らしいスキンローションを開発しました。
皮膚常在菌(スキンフローラ)に着申した「食べられる化粧品」です。
化学物質は一切使わず、皮膚を健やかに保つための美肌菌を育成する炭酸入りのローションです。
乾燥肌の方、皮膚がなんとなく赤い、かゆい、ぷツプツができる、など、得体のしれないトラブルを抱えていらっしゃるかたは、ぜひ一度お試しください!
素晴らしい商品だと思います。
13年の歳月をかけて、この一本だけを突き詰めて作られたそうです。
入浴剤もあるので、体全体的にトラブルのある方はそちらの入浴剤もいいと思います!
化粧品はこの一本しかありませんので、あれこれ迷うこともないです(^ー^)
お心当たりのある方、何を使ってもいまいちパットしなかった方も、新しい切り口から菌活スキンケアを考えてみませんか?