監修:杉山奈津子
バリア機能の低下
敏感肌さん向けケア
今回は敏感肌さん向けのスキンケアについてお話します。
以前、脂性肌さん向けに「モロッコパック」や「パラオパック」のお話をさせていただきましたが、敏感肌さんにこそ使っていただきたいアイテムというのもあるんです。
皮膚科学的に言えば、これが敏感肌だという明確な定義はありませんが、肌のバリア機能が低下している人のことを指します。肌は本来、外部からの刺激や異物の刺激、毛穴にばい菌などが入るのを自分でバリアを張ることで防いでいますが、これが何らかの原因で弱まってしまっている状態です。
内的要因による敏感肌で代表的なのがアトピー性皮膚炎です。バリア機能も十分な角質も形成されないという一種の病気です。
ですが、アトピーでなくともいつも肌トラブルを抱えている人もいらっしゃいます。赤みや毛穴が目立ち、得体のしれないプツプツが出たり、保湿してもしてもパサパサで乾燥していたり…。
肌トラブルが多く、肌に良いと言われるものをいろいろ調べたり、試したりして、お悩みも多いことかと思います。
具体的な解決策は
どこにある?
じゃあ敏感肌の原因って何なの、バリア機能が低下するのはどうしてなの、と思い調べてみると、大抵書かれている答えは同じです。
ストレス・睡眠不足・紫外線・食生活・生理前・季節の変わり目、というラインナップ。
さらには
「ストレスを溜めないようにしましょう」
「洗いすぎに注意しましょう」
「たっぷりと保湿してあげましょう」
「睡眠をとりましょう」
と紹介されています。
でもこういう書き方って、具体的な解決策を求めている側としてはあまり親切じゃないなと感じます。確かに心がけるのは大事でも、これだけで全て解決とはいきません。
そこで、私が信じている一番の解決策として、敏感肌さんはこれを使ってください、という商品をズバリ言わせていただきます!
常在菌バランスが
肌状態を変える
まず大切なのは現在バリア機能が弱まっている状態から、「どうすれば戻せるのか」を考えてみることです。
実は私たちの皮膚の上には、スキンフローラと呼ばれるたくさんの菌が住んでおり、菌たちのせめぎあいで、肌の状態が決まっています。肌に良い菌の勢力が強ければいい状態で保たれ、肌に悪い菌の勢力が強ければ悪い状態になります。
肌は本来弱酸性です。
弱酸性の環境だと、「美肌菌」と呼ばれる表皮ブドウ球菌が活発になり天然のグリセリンのようなお肌しっとり成分と、抗菌ペプチドと呼ばれる悪い菌をはねのける成分を生み出します。
さらに、「日和見菌」という強い方に味方をする菌も美肌効果を後押しします。日和見菌の代表はアクネ桿菌。ニキビの元になる菌でもありますが、肌が弱酸性の間は、弱酸性をキープするための産物を作ってくれます。
ところが肌が刺激を受けてアルカリ性に傾いていくと、アルカリ性が大好きな悪い菌、黄色ブドウ球菌がぐんぐん力を増していきます。日和見菌のアクネ桿菌も一緒に悪い働きをするようになり、肌トラブルが起きるのです。
良い菌を強く、悪い菌を弱く、という常在菌のバランスを整えることが、肌を健やかな状態に保つのには必要不可欠。
私がおすすめしたいのは、この「常在菌のバランスを整える」働きをしてくれる商品です。
常在菌に一点集中した
菌活炭酸化粧水
H&JIN(エイチジン)の炭酸化粧水、「エイチジンビューティー」です。
エイチジンさんは、乳酸菌ばかりを一途に研究し続けている会社です。そこから最近、初めて乳酸菌以外の製品が登場しました。13年の開発期間をかけて作られた、全部食べられる成分でできているという化粧水です。
塗ると美肌菌の餌となり、常在菌のバランスを整えてくれます。
何を付けても良くならない。
薬には頼りたくない。
そんな方はぜひ、これを試してみていただきたいです。
優しく洗顔した後、他のものは一旦お休みしてこれだけ、使ってみてください。
もしかしたら今まで保湿のために使っていたクリームのなかの石油系成分が、常在菌バランスを崩していた可能性もあります。
個人差はありますので全部すっかり治る、とまではいかなくても、エイチジンビューティーだけを使い続ければ、悪い菌が繁殖する原因となることもなく、良い方に傾いていきます。お客様からも悩んでいた肌荒れが良くなったという体験談を多くいただいておりますので、きっとお役に立てる商品です。
まずは2か月程度、試しにお使いください。
洗顔はぜひ、優しい石鹸で。
私のご紹介できるものだと、アクアヴィーナスのピュアモイスチャーソープが良いと思います。
敏感肌で、何を使っていいか、どうすればいいか分からないという方。
ぜひ、常在菌のケアのため、エイチジンビューティーと石鹸というシンプルな選択がおすすめです!
ご質問などありましたら、いつでもスタッフまでお問い合わせくださいね。