【動画で解説!】毛細血管ってなんでそんなに大事なの?

テレビで放送されなかったお話し

先日、サロンでテレビ東京の情報番組「よじごじDays」の収録がございまして、レイテノールが紹介されました!
多くの方に「見たよ!」のお声をいただき、本当に嬉しい限りです。ありがとうございます。
収録当日は、店長望月がおよそ4時間にわたって撮影していたのですが、放送されたVTRは10分程度にまとまっており、撮ったものの割愛された部分も、実はたくさんあるんです。
美肌作りにおいて重要な毛細血管についてのお話しも、残念ながらその1つ…!

なので今回は、その時収録した毛細血管についてのお話をご紹介していきます♪

毛細血管とは何か

「A man is as old as his capillaries.(人は毛細血管と共に老いる)」

―内科医 ウィリアム・オスラー博士

◎血管の役割…
①肺から酸素、消化器から栄養素、内分泌腺からホルモンを取り込み、運搬する
②細胞内で生じた代謝産物、二酸化炭素や老廃物を回収し、身体から排出する
③体温調節

身体の中には動脈と静脈、2種類の血管が走っている。動脈が血液を心臓から全身へ運び、静脈が血液を全身から心臓へ戻す。
というのを、小学校の理科で習いますよね。しかし、血管が運ぶのは血液だけではありません。栄養酸素も同時に運んでいます。これらを文字通り「全身」、私たちの身体を作る小さな細胞にまで行き届かせるには、太い血管だけでは難しく、それに合った細く小さい血管が必要です。
そこで登場するのが、髪の毛の10分の1程度の極細血管、「毛細血管」。動脈と静脈の間に入り、体内にある約37兆個全ての細胞と、栄養供給・老廃物回収といったやり取りをしています
体中に張り巡らされたその数は約100億本。全部繋げると地球2周半と同じくらいの長さがあります。毛細血管は、小さい見た目で、とっても大きな役割を担っているんですね。

太い血管とは違い、切れたからと言って大量出血するわけでも、生死に関わるわけでもありませんので軽視してしまいがちですが、侮ってはいけません!

もし毛細血管がなくなったら、私たちの身体はどうなるのでしょう?
毛細血管から栄養が供給されなければ、細胞はうまく働くことができません。
頭皮付近の細胞なら、薄毛や白髪の原因に。
肌付近の細胞なら、シワやたるみの原因に。
臓器の細胞なら、病気のリスクも増えます。
また、血液が行き渡らず体温維持がうまくいかないことによる冷え性、より強い力で心臓が働こうとするため、動脈硬化などにも繋がります。

毛細血管は、加齢や生活習慣により、老化・消失していきます。できる限り美しい毛細血管を維持すること。これが健康にも美容にも大切なことなんです。

動画で解説
生活習慣と毛細血管の関係

とはいえ、普段目にすることがないので、「美しい毛細血管」と言われても、あまりピンときませんよね。
毛細血管は十人十色。のぞいてみると、その人の生活習慣や不調が、毛細血管と関係していることがよくわかります。
そこで実際に、「スーパースカルプ藤沢駅南口店」にて、専用スコープで録画した毛細血管をお見せいたします。

まずは目標としたい「美しい毛細血管」をご覧ください。

真っ直ぐに伸び、整列して色もはっきりと見えます。血液が通りやすい管ができていますね。


①水分不足

水分不足で脱水症状気味の方の血管。1本1本が、うねうねと変形し、血液量が少ないため、使われない血管(ゴースト血管)が多くなっています。同じ方が、ケイ素(スノードロップ)を1か月継続して摂取したところ、次のように改善しました。

形の改善にはまだ至っていませんが、ケイ素により血液量が増え、毛細血管が増えたのが分かります。


②交感神経が高い

毛細血管の静脈が枝分かれしています。本来静脈は、老廃物を回収する役目を担っていますが、血管が収縮して回収能力が低くなると、それを補おうと血管が勝手にバイパスを作るためです。
血管収縮の原因は、交感神経です。この方は日ごろ交感神経が高い状態になっているということが分かります。ストレス・不眠・スマホの見過ぎなど、できる限り控えましょう。


③添加物

日頃食事をコンビニで済ませることの多い方の毛細血管の映像です。白い部分(細胞)が白濁し、血管がよく見えません。これは老廃物が細胞に溜まっている証拠です。コンビニ食から添加物を多く摂取して、デトックスしきれずにいます。体内に残留する添加物を減らすため、水を多く飲んだり、食事を改める必要があります。
下は、アレルギー体質の方の毛細血管。こちらも細胞がデトックスできておらず、濁っているのが分かります。


④貧血

こちらは貧血症状のある方の血管。血が少ないため使われない「ゴースト血管」が多くなっています。血管は使われないと消失し、少なくなっていってしまいます。


⑤糖尿病

こちらは糖尿病の方の血管。画面右側、血液がゆっくりと流れていく様子が見えます。血糖値が高いと、血流が悪くなり、血管が太くなっていきます。


いかがでしょうか?こうしてみてみると、毎日の食生活や生活習慣が、いかに身体に影響を及ぼしているかがよくわかりますね。

こんな症状要注意!
毛細血管の老化度チェック

あんな不調こんな不調、それ、毛細血管の老化が原因かもしれません。
まずは簡単にできる毛細血管チェックリストのご紹介。チェックが多ければ多いほど、毛細血管が老いている可能性が高いです!
皆様、ぜひチェックしてみてくださいませ!


①髪の毛:薄毛・抜け毛・白髪が急に増えた
②肌:顔色が悪い・シミ・シワ・クマ・たるみ・くすみ・そばかす・ニキビ・吹き出物・乾燥肌・肌のざらつき
③目:乾く・痛い・かすみ・充血・涙が出る・目ヤニが多い・下まぶたの裏側が白っぽい
④口:乾く・唇や歯茎や舌の色が悪い、舌苔が多い・歯周病・口臭
⑤耳鼻:耳鳴り・耳たぶの縦シワ・鼻血や鼻水が出やすい
⑥心臓:動機・不整脈・めまい・高血圧
⑦胃:胃もたれ・胃痛・お腹が減る・だるい
⑧泌尿器:痔・頻尿・膣が乾く・性交痛・月経痛・生理不順・更年期障害・ED
⑨手足:冷え・しびれ・ふるえ・むくみ・足の裏がじんじん痛む
⑩爪:白っぽい・欠けやすい・薄くなった・線が入ってる・凸凹している
⑪免疫:風邪を引きやすい・疲れやすい・だるい
⑫傷:傷が治りにくい・すぐ青あざになる・血管が浮き出てきた
⑬痛み:頭痛・肩凝り・腰痛・膝痛
⑭気分:忘れっぽくなった・すぐカッとなる・いらいら・気が滅入る・落ち込みやすい・やる気が出ない
⑮睡眠:眠りが浅い

毛細血管は増やせます

さて、毛細血管は、全身の細胞に栄養を渡らせる役割、つまり自分の健康や美容を左右する大事な役割をしている。それなのに、日々の食生活や生活習慣が、毛細血管にダメージを与え、老化や消失を招くこともわかりました。

毛細血管は大切にしなければなりませんね。

 

先ほどのチェックリスト、該当箇所が多かった方。心当たりのある方。

今からでも遅くありません!

毛細血管は、日常のちょっとした工夫で増やすことができます。

もちろん、加齢などによる生理的減少は避けられない部分でもありますが、「毛細血管を増やす」と言うのは、加齢に伴う毛細血管の量と質の低下を最低限に食い止め、弱っている毛細血管を復活させて、健康な毛細血管を増やすということです。

毛細血管を復活させて増やすためには、
①血液量自体をアップさせること
②血流を良くすること
が最大のポイントになります。

特別なことは必要ありません。大事なのは毎日の健康的な食生活と生活習慣です。適度な運動や入浴、バランスの取れた食事を心がけてくださいね。血液量を増やす鉄分を意識的に摂るのも良い方法です。
また、リラックスできる時間を作り、副交感神経を優位にすることで、毛細血管が拡張する時間を確保してみましょう。
詳しくは、別のコラムでご紹介しているのでぜひそちらもご覧ください↓
◎【今日から始める薄毛対策②】血行不良と薄毛の深い関わり。血行を良くする方法って?

不規則な生活やバランスを欠く食事、睡眠・運動不足など、不健康な生活習慣が少しずつ毛細血管を蝕み、ある一線を越えると、肌や健康、髪の毛、精神状態などに不具合が表面化します。

「人は毛細血管と共に老いる」
まさにこの言葉通りです。毛細血管が老化すればするほど、私たちの身体は老いていきます。皆様、毛細血管を大事にして、「毛細血管美人」、目指しましょうね。
まずはこの後、ゆっくりお風呂に浸かることから始めてみるのもいいかもしれません。

記事監修:
レイテノール ビューティーアドバイザー
玉野 弘美
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