【万能成分】夏にぴったり!ビタミンCがもたらす美容効果

監修:杉山奈津子 

昨今知らない人のいない最強成分ビタミンC
体に良いのも、肌に良いのも分かってる。
でも、どういう風に良いの?と言われると少し説明に困っちゃう。

そんな方へ、今回はビタミンC美容の初級編です。
ビタミンCのパワーと、スキンケアで使う際の製品の見分け方をお伝えします!

ビタミンCが私たちに
もたらす効果

ビタミンCが発見されたのはその昔、大航海時代に船乗りさんたちを震え上がらせたある病気がきっかけでした。

壊血病
文字通り血管が脆くなり体が破壊されていく病気です。体中に血豆のようなものができて鼻や目から血が噴き出してしまったり、歯茎が黒ずんでいったり、治ったはずの傷口が開いたり治ったはずの骨折箇所が、何もしないうちにまた折れてしまったり…症状も見た目もかなり凄惨な病です。
壊血病の原因はビタミンC不足により、コラーゲンが生成されなくなるためです。
体内のたんぱく質の約3割はコラーゲンで、そのコラーゲンを作るのにビタミンCが欠かせません。
コラーゲンがなくなると肌も骨も脆くなり、体の内側では血管が壊死していきます。さらには精神錯乱まで起こし、身も心もボロボロになってしまいます。

船乗りさんは長期の航海中保存食ばかりで新鮮な野菜や果物など、ビタミンCの入っているものをなかなか食べられなくなります。そのため、船乗りさんに多い病気だったんです。
ビタミンCが原因だと分かってからは防ぐことのできるようになった病気ですが、解明されるまでに200万人もの船乗りさんが亡くなったと言われています。

動物はビタミンCを体内で作ることができますが、人間にはビタミンCを作る酵素がないので、外から摂取するしかありません。
身近な色々なものに含まれていますので、あまり深刻な欠乏状態になることはないかもしれませんが、毎年ビタミンC不足の症例は何件も上がっています。歯ぐきから血が出るなどもビタミンC不足によるものの場合がありますので、油断大敵です。

美肌のためのビタミンC美容

ビタミンCの美肌効果としては、
・コラーゲンを作り出す
・シミの色素を還元することによる美白効果
・活性酸素を取り除く
・毛穴の引き締め
など。
ついてしまった色を還元する「還元美白」ができるのはビタミンCとハイドロキノンだけです。ぷりぷりのお肌を作るのに欠かせないコラーゲンを作る作用もあるのでもあるので、ビタミンCはお肌のために欠かせませんね。

ビタミンCを食事やサプリで摂る場合、1日の目安摂取量は100㎎となっていますが、肌のことを考えて摂取するのであれば、100㎎では体内の臓器などに取られて肌に回ってくるにはやや足りません。
やはり、美肌のためには、口から摂取するだけでなく美容液などでせっせとお肌に塗っていくのがおすすめです。

そのままのビタミンC(アスコルビン酸)のことをピュアビタミンCと呼びます。ビタミンCそのものなので、付けた瞬間から効果を発揮してくれる即効型です。ですが、肌に浸透するのも安定するのもとても難しく、なかなか化粧品に入れづらい成分です。
そこで登場したのが、ビタミンC誘導体。安定させるための分子をくっつけてあり、肌に触れて肌の持つ酵素によって分子と離れることで、初めてビタミンCとしての効果を発揮します。

ビタミンC誘導体の入った化粧品は酸化しやすいので、紫外線を防ぐための色が付いた遮光のビンが使われます。選ぶときはまず、ただの透明なガラスビンなどではなく、遮光のビンに入ったものにしましょう。

ビタミンC美容液を塗るだけでもいいですし、より肌の奥に届けたい場合はイオン導入という方法もあります。
例えば、当店の扱っているVCシートパック
ビタミンCはどうしても酸化・劣化しやすいので、使うごとに作って使用する用事混合型のパックです。
(逆に、用事混合型でないビタミンCパックは酸化防止剤や保存料がたくさん入っている可能性があるので注意です!)
パックをしたままマイナスからイオン導入していくと効果的です。

◎VCセラム(ビタミンC誘導体7%配合)8,800円

◎VCシートパック(8回分) 8,800円

夏の美白に、ビタミンC!

ビタミンCの唯一の弱点と言えば、保湿力がないので乾燥してしまうこと。
それ以外は、美白や毛穴の引き締め、コラーゲン再生に抗酸化と良いことばかり。万能な成分です。
何か美容液を取り入れてみたいな、という方には、一番初めに使ってみていただくものとしてもおすすめです!
夏の日差しを浴びた後のケアとして、ビタミンC美容、初めてみてはいかがでしょうか?


記事監修:
レイテノール オーナー
杉山奈津子

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