【夏バテを防ぐ食材】偏った食事に注意!夏の健康・美容におすすめの栄養素は?

監修:石井麻里

夏の食事は「質」が大切

とうとう夏本番。蒸し暑い日が続いています。
皆さん、夏バテっぽくなったり、食欲が落ちたり…と、感じることはありませんでしょうか?
こうも暑いと、火を使ったお料理を作るのも嫌になってきますよね。簡単に作れる丼ものや、冷たいお料理、そうめんやうどんなどのど越しの良い麺類の登場が増えるご家庭もあるかと思います。

ただ、そういったお料理が続くとどうしても野菜の摂取量が減ったり、栄養も偏りやすくなります。
こういう時期を乗り切るときこそ、摂取する栄養に気を付けていただきたいなと思います。

お客様のなかには、
「食べないとバテちゃうから、食べないのはダメだよね。
だから暑くて食欲なくてもおにぎりだけはしっかり食べるの!!」
と、食事の量にこだわる方もいらっしゃいますが、大事なのは量ではなくて質です!
確かにおにぎりは炭水化物なのでエネルギー源にならないわけではありませんが、夏に摂るべき栄養素というのは不足しています。
大事なのはビタミン・ミネラル・タンパク質を摂ること!

特にミネラルは、汗をかくと奪われていってしまうので、夏に不足しがちな栄養素です。体の組織をつくり、コンディションを整えてくれる働きがある栄養素で、不足するとむくみや疲れが取れなかったり、食欲が出なかったり、夏バテの原因に繋がります。
体内で作ることができないので、出ていってしまった分は食べ物で補っていかなければなりません。

今回は、夏の元気を支える「ミネラル」の摂り方についてご紹介します。

ミネラルの働きと選び方

ミネラルという栄養素は私たちの体を構成する無機質の総称で、豊富に含まれる食材として代表的なのは海藻類ワカメやヒジキ、メカブ、モズクなどです。
お味噌汁やプラス1品の副菜として、お食事に出しやすい食材ではあるかと思いますが、これらは繊維質が硬く、吸収されづらいという特徴があります。何日か一度ちょこっと食べる、のではなく、できるだけ毎日取り入れるようにしてくださいね。
野菜だったら、ブロッコリーやホウレンソウを食べるようにしましょう。


また、ミネラルというのは「総称」なので、一つの栄養素を指すわけではありません。いろんな種類があります。
よく聞く名前だと、カルシウムや亜鉛、ナトリウム、カリウムなど。現在発見されているだけで、地球上に存在するミネラルは114種類、そのうち体を作るのに必要なミネラルは16種類と言われています。

夏にミネラルを摂るのは大事ですが、ミネラルなら何を摂ってもいいのかと言うとそういうわけではなく、不足しやすいものもあれば、過剰摂取に気を付けなければいけないミネラルもあるので要注意。

例えば梅雨からこの時期にかけてむくみが気になるとき、ぜひ摂っていただきたいのは「カリウム」むくみ解消効果がありますが、不足しやすいカリウムの一つなので食べ物できちんと補っていきましょう。
食材でいうと、バナナがおすすめです。
バナナは糖質が高くてあまり食べない方がいいのでは?と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、1日1本なら問題ありません。カリウムも摂れて、その他の栄養バランスも良い優秀な食材です。

逆に、ミネラルなかでも「ナトリウム」は摂りすぎ注意の栄養素。
ナトリウム=食塩の主成分です。熱中症を防ぐために塩を舐めるというのはよく言われていることで、確かにその意味では大事なのですが、毎日の食事で「塩はミネラルだから」、と塩分多めのものを食べるのは、逆にむくんでしまったり、体を壊す原因になります。
塩は意識せずとも摂取していることが多いので、ミネラルを補給するならぜひ別の食材を取り入れてくださいね。

暑さで体力や食欲が奪われ、食生活に対する意識が薄れがちな季節。
だからこそ量より質にこだわった食事を摂って、健康で美しく、乗り切っていきたいですね。


記事監修:
レイテノール 石井麻里

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