【夏の頭皮ケア】頭の汗は薄毛のもと?頭皮の汗・匂い・皮脂対策ご紹介

汗で薄毛になるってホント?

人間の体には汗を出す汗腺、皮脂を出す皮脂腺というものが無数にありますが、頭皮は汗腺が手のひら、足の裏について3番目に多く、皮脂腺は1番多い部位だそうです。
夏になると、じわっと頭も汗をかいて、べたつきや匂いが気になることがありますよね。
それだけでなく、汗が薄毛の原因になる、という話も聞きます。
これって、本当なのでしょうか?

結論から言うと、これに関しては汗が直接薄毛の原因になるというより、汗をかくことによって生じる頭皮トラブルが薄毛の原因になる、という表現の方が正しいです。

夏なので汗をかくのは避けられませんし、怯える必要もありませんが、汗を放置すると結果的に頭皮にとって良くないということは変わりません。
今回は、頭皮と汗について、そして匂いと皮脂について、髪に悪影響な理由と対策を考えていきましょう!

菌、汗、皮脂が起こす
頭皮トラブル

頭皮には、肌や腸と同じように常在菌というものがたくさん住んでいます。良い働きをしてくれる善玉菌、悪い働きをする悪玉菌、優勢な方に味方する日和見菌がありますが、全てバランスよく共存している状態、「常在菌バランス」が整っている状態が一番健やかな状態です。
その状態だと、頭皮は弱酸性に保たれますが、汗をたくさんかくと、頭皮が弱酸性からアルカリ性に傾いていき、常在菌バランスが乱れて汗や皮脂を餌にする菌が増殖していきます。菌の繁殖によって頭皮環境が悪化し、炎症やフケ、かゆみの原因となります。
これが、頭皮への悪影響の1つ目です。

続いて、汗と皮脂。
汗腺には無色無臭の汗を出す「エクリン汗腺」と、皮脂混じりの白濁した汗を出す「アポクリン汗腺」の2種類があり、頭皮に多いのは前者です。
汗自体は臭いませんが、皮脂の分泌も活発な箇所であるため、汗と皮脂が混じって臭いを発したり、混ざったものが毛穴を詰まらせてしまいます。
スタイリング剤などを髪に付けていると、それも混ざって毛穴詰まりの原因に。
これが頭皮への悪影響2つ目です。

つまり、汗が菌の繁殖、炎症、毛穴詰まり、匂いといった頭皮トラブルの原因を作って頭皮環境を悪化させるため、髪の毛の成長阻害・薄毛に繋がるということです。
汗をかいたから即髪が抜ける、と言うわけではありません。汗をかいた後、悪影響を溜め込まないためのアフターケアが大切です。

トラブルのもとを
「溜め込まない」ケア

頭皮は汗をかきやすいうえ毛に覆われて蒸発しにくいという特徴があります。頭皮トラブルを引き起こす前に、当たり前の対策ですが、まずは汗をかいたらできるだけこまめにふき取りましょう。
スーパースカルプから出ている「チャージローション」も、汗をかいて弱酸性が傾いているときにおススメです。電解水が頭皮の汚れや皮脂の分解を促進し、汗のにおいを包み込んで軽減して頭皮環境を改善する働きをします。

また、汗や皮脂、菌を放置しないよう、毎日帰宅後は丁寧にシャンプーすること。
洗浄力が強すぎるシャンプーは炎症の原因になりますので、頭皮に優しいアミノ酸系を使用しましょう。
皮脂詰まりを感じるのであれば、ぜひシャンプーの前にスキンクレンジングを使ってみてください。
水溶性のジェルでできたクレンジングが、毛穴に詰まった皮脂を乳化させて落としてくれます。

頭皮の常在菌バランスはこの時期の汗に限らず、ちょっとしたきっかけで乱れてしまいます。
日ごろからできるケアとしては、免疫力を付けて頭皮環境を守るため、しっかり睡眠を取り、ストレスケアをすること。髪の毛を濡れたまま放置しないこと、脂っぽい食事を控えることなどです。
健やかな髪の毛を育てるため、季節に合わせたスキンケアと同様、季節に合わせた頭皮ケアをしていきましょう!

記事監修:
スーパースカルプ藤沢駅南口店

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