【ウワサの真相】納豆×生卵は髪に悪い?杉山流・納豆の食べ方はこれ!

監修:杉山奈津子

納豆と生卵でハゲる…
噂は本当か?

今日の議題はズバリ、

納豆に生卵を入れて食べると本当にハゲるのか問題です。

というのも最近、納豆と生卵の組み合わせでハゲるという噂が、SNSでまことしやかに流れているようなんです。

皆さんはどう思いますか?
そんなことあるわけないじゃん!って、言いたくなりますが…

ですが火のないところに煙は立たず。

この噂、ひも解いてまいりましょう!

ビオチンを含む納豆と
完全栄養素の卵

納豆と卵はどちらも、とても栄養価の高い食材です。

納豆には、髪や爪、皮膚にとって大切なビタミンB群のビオチンという栄養素が含まれています。
発毛や育毛に興味がある方はご存じかもしれませんが、ビオチンが不足すると爪が白くなったり、抜け毛や白髪が増えたりします。
納豆が髪に良い食材だと言われている理由の一つは、ビオチンが豊富に含まれているからなんです。

そして卵は、身体に必要な5大栄養素がバランスよく含まれた完全栄養食です。
ひと昔前は卵のコレステロールが心配されており、コレステロールが高いから1日1個しか食べちゃダメ、なんて言われていました。
ですがそれも心配ありません。2015年に厚生労働省はコレステロール摂取基準を撤廃しています。
というのも、コレステロールは体内で合成される脂質であって、肝臓が合成量をコントロールできるため、食べ物のコレステロールがそのまま体の血中コレステロール値に影響を及ぼすことはないためです。
高コレステロール血症など病気をお持ちの方はお医者様によって指導を受けられているかもしれませんが、特に問題のない方は、1個と言わず食べても大丈夫です。

どちらの食材も、単体で見てみると栄養豊富で髪に悪い要素はなさそうです。

では一体、どこから「ハゲる」というワードが出てくるのでしょうか?

それは、納豆と生卵を組み合わせることで、栄養の吸収率が悪くなってしまうからです。

ハゲる、というのはあまりにも極端な言い方ですが、生卵の白身にはアビジンという成分が含まれており、ビオチンと一緒に摂取すると結合し、ビオチンの吸収率を下げてしまいます。

この噂、「納豆に生卵を入れて食べるとハゲる」と言うのはつまり、
ビオチンの吸収率が下がる…髪にとっていい栄養素が摂れない…ハゲる…

というとても短絡的な理屈だったんです。
ですのでこの噂はウソ!

納豆のビオチンが摂れなくなったとて、それだけが原因で髪が薄くなっていくということはありません。
ただ、ちょっともったいない食べ方だということです。どちらもせっかく栄養豊富なのだから、「食べるなら栄養もちゃんと吸収したいよね」という気持ちにはなりますね。

自宅で簡単レシピで
納豆×温泉卵が最高!

納豆と卵、どちらの良さも美味しさも生かしたまま食べられるのが理想的。

そこでおすすめなのは、卵を温泉卵にすること!
温泉卵にしてから納豆と混ぜると、白身のぶにょっとした感じがなくなり、味もギュッと凝縮されてとっても美味しくなります^^

生卵の状態だと、ビオチンは40%吸収率が下がって本来の60%しか吸収されません。
ところが火を通すことで、吸収率を96%まで高めることができるんです。
美味しさも栄養素も逃がさないパーフェクトな食べ方!

私実は、温泉卵が大好きすぎて自宅でも簡単に作れる温泉卵の作り方を習得いたしました♪
絶対失敗しないし、極上の温泉卵が作れますので、良かったら試してみてくださいね。

【杉山流☆温泉卵の作り方(卵2個分)】
①ミルクパンでお湯を沸かし、グツグツに沸騰させる
➁冷蔵庫から出した生卵を2個を取り出して、そっと鍋に入れる
※直前まで卵は冷蔵庫で冷やしておきましょう♪
③そのまま13分間待つ
④13分経ったら、お湯を捨て、水を張って冷ます


記事監修:
レイテノール オーナー
杉山奈津子

お問い合わせはコチラ:
tel:0120-189-440
mail:fujisawa@raytenor.jp

関連記事

TOP