監修:石井麻里
今年の夏もどうやら終わりを迎えつつあるようですね。
夏までに絞る!夏に向けてダイエット頑張る!など、夏をゴールにダイエットを頑張っていた皆さん、その後いかがでしょうか。
しっかりダイエット中の方だけでなく、毎日の健康や体型維持のためにも食事やおやつなど、意識して摂られている方が多いようですが、ダイエットによさそうで実は太りやすい食べ物があるのをご存じですか?
今回は、ダイエットに良いと思いきや、気を付けなければ逆に太ってしまう食べ物、代表的な4つをご紹介します!
知らずに選ぶと危険!
実は太りやすい食べ物
1.グラノーラ
1つ目はグラノーラです。
グラノーラ=ダイエット食品のイメージが強いようで、お食事管理させていただいたお客様にも、「ダイエット始めたから朝はグラノーラにしました!」という方がいらっしゃいます。
食物繊維やビタミンなどが入って栄養価が高いということを推している商品もありますが、大抵のグラノーラは穀物やフルーツをオーブンで焼いた後、砂糖で甘くコーティングして作られていますので、実は糖質も脂質も結構高いというのが落とし穴。
たまに食べるのであればいいですが、毎食召し上がるのはあまりお勧めではありません。
2.カロリー&糖質ゼロ
2つ目はカロリーゼロ・糖質ゼロの製品。
砂糖を使わない代わりに、甘みを出すために人工甘味料が使われます。
人工甘味料は砂糖の何百倍もの甘みを感じさせる成分で、食欲を刺激して食べ過ぎたり、太らないという安心感から食べ過ぎたりという可能性があります。
また、成分によってはホルモンバランスや腸内環境に影響を及ぼすなど健康リスクもありますので、カロリーゼロだから、糖質ゼロだからと、人工甘味料ばかり摂りすぎないよう注意しましょう。
3.野菜ジュース
そして3つ目、野菜ジュースです。
食事で野菜を摂るのが難しいからとりあえず飲んでいますという方が多いですが、野菜ジュースは製造の過程で野菜を加熱処理するため、熱に弱いビタミンCや食物繊維、酵素などが失われて行ってしまいます。たっぷり野菜を食べているのと同じ…なようで、実は意外と栄養素が少ないんです。
摂れる栄養もありますが、あくまでジュースなので過信しないようにしましょう。
野菜を補いたいなら野菜ジュースより青汁の方がおすすめです。
4.ナッツ
最後、4つ目は一番注意が必要なナッツです!
ダイエットの間食として真っ先に挙がる食べ物ですよね。
確かにナッツには良いところがたくさんあります。
栄養豊富で、不飽和脂肪酸と言う良質な脂質がコレステロール値を下げたり、抗酸化作用があったり、食物繊維も豊富で便通改善、腸内環境の改善にも役立ちます。ミネラルやビタミンも入っており、うまく取り入れていただければ美容や健康にもピッタリのおやつです。
ただ、問題は食べる量!
ナッツだったら良いか、と量を食べ過ぎている方が多いんです。
よく1日の摂取目安は25gくらいと言われますが、25gというと、片手をすぼめてお皿を作ったとき、そこに乗っかる程度の量。
それでも、ナッツは脂質が多いのでカロリーも高くなり、この量でも200カロリー(お茶碗1杯分のご飯と同じくらい)あります。
いくら栄養があるとはいえ、カロリーの摂りすぎはダイエットに不向きなので、バクバク食べ過ぎないようにしましょう。
塩がまぶしてあったり、揚げてあったりするものを避けて、「食塩不使用」「素焼」の、素材の味を楽しめるものを選ぶのもポイントです!
また、食べ過ぎによりナッツの含む食物繊維は不溶性で、食べ過ぎると便を作るための水分を持って行ってしまうため便秘になる可能性や、脂質が胃腸に負担をかけて消化不良を起こしてしまうためお腹を下す原因になります。
1日の目安、25gを守って食べてくださいね。
正しい食事選びで
ダイエット成功!
食欲に打ち勝つために!野菜を摂るために!摂取カロリーを減らすために!と、皆さん色々努力をされているかと思います。
「なんとなくダイエットによさそう」というイメージで選んだり、良いものだから食べ過ぎたりということが無いように、正しく選んで、ダイエット続けてまいりましょう!