【シャンプーの成分チェック】最近人気のあの洗浄成分…髪への悪影響はないの?

こんにちは!スーパースカルプ藤沢駅南口店の高橋です。

今回はシャンプーの成分についてのお話です。

お肌はクレンジングと洗顔が基本、発毛はシャンプーが基本。
日々の汚れや過剰な皮脂は洗い流し、必要な皮脂は残して頭皮をほどよく潤わせておくことが大切です。

大切な頭皮と髪を洗うシャンプー、石油系成分が良くないことはかなり知られてきました。

特にラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムの入ったシャンプーを避けられることが増え、最近ではラウレスフリーを謳った商品もよく見かけます。


今回お伝えしたいのは、また別の成分。
皆さんご存じでしょうか?

すっかり悪名を轟かせてしまったラウレス硫酸と入れ替わるようにして、見かけることが増えた成分があります。

オレフィン(C14-16)スルホン酸Naです。

医薬部外品ではテトラデセンスルホン酸ナトリウムと表記されていますが同じものです。

ヤシ油などの植物油を加工して製造される洗浄成分です。

工業用洗剤、食器用洗剤などの用途で40年ほどの使用実績があり、毒性が低く、環境にも優しいといわれています。
油汚れをよく落とし、なおかつ泡切れが早くすすぎやすいことが特徴で、そのうえ植物由来ですので、無添加シャンプーにも入っていることが多い洗浄成分です。
さらに原価が安いこともあって、アミノ酸系の洗浄成分を補強する目的で、合わせて使われることも多いようです。

そんなオレフィンスルホン酸、頭皮への影響はどうなのでしょうか?

植物由来なので毒性は低いのですが、洗浄力は非常に高めです。
脱脂力に至っては、ラウレス硫酸ナトリウム同等ともそれ以上とも言われています。必要な潤いまで根こそぎ流してしまいます。まさに洗剤です。

洗剤もシャンプーも石鹸も、肌につけてもすぐ洗い流すことを前提に作られているので、短時間で洗い流すならば影響は少ないと考えられています。


オレフィンスルホン酸シャンプー
使い続けるとどうなる?

今回、オレフィンスルホン酸についてお伝えするにあたり、ドラッグストアの棚に並んだシャンプーを片っ端から成分チェックしてみました。

1000円以下のシャンプーは、相変わらずラウレス硫酸ナトリウムが使われています。

しかしそれよりワンランク価格帯が上の1000円~3000円、特に1500円以上の商品には、オレフィンスルホン酸が使われているものだらけ!

具体的な商品名は伏せますが、【オーガニックシャンプー】【リペアシャンプー】【ディープモイストシャンプー】【美容液シャンプー】等、効果を期待してしまう、手に取りたくなるような名前がついた、パッケージデザインもおしゃれな商品に軒並み配合されていました。

男性向けのスカルプケアシャンプーにもいくつか使われていました。ドラッグストアには置いていませんが、美容院プロデュースのシャンプーにまで使われていました。予想以上の売れっ子成分です。

ラウラミドプロピルベタインオレフィン(C14-16)スルホン酸NaラウロイルメチルアラニンNaグリセリンコカミドDEAシア脂グリセレス-8エステルズココイルグルタミン酸TEAハチミツハチミツエキス・・・

これはその中のひとつの成分表の前半部分です。
配合量の多い順になっているので、最も多く含まれるのは水、その次がやさしいアミノ酸系洗浄成分、次が今回注目しているオレフィンスルホン酸です。その他にもアミノ酸系の洗浄成分をいくつか、この後に保湿成分がたくさん載っていました。
※成分をクリックすると、外部サイト(シャンプー解析ドットコム)の成分説明ページに飛びます。よければご参考になさってくださいね※

どのシャンプーにも共通することですが、水の次に書いてあるのがメインの洗浄成分、3番目以降に書かれているのはサポート的に配合されています。

泡立ちがいいので洗いやすく、保湿成分に助けられて洗い上がりは決して悪くないと思います。
ですが何しろ脱脂力が高いので、ちょっとやそっとの保湿成分では歯が立ちません。洗い立てはよくても、朝起きたらバサバサです。

こういったシャンプーで洗い続けると何が起きるかというと、必要な皮脂まで洗い流してしまいますので、使い続けると頭皮がやつれます。畑の土(頭皮)の栄養状態が悪くなり、作物(髪)が育ちにくくなります。パーマやヘアカラーの持ちも悪くなります。

髪の状態は良いのかといえばそうではなく、空っぽにされた皮脂を補充するために皮脂腺が大きくなりますので根元は重たくべっとり、毛先はパサパサ、クセが強くなり扱いづらい髪になります。

髪がパサついてくると、トリートメントをしようかなとか、ドライヤーの時間を短めにしようかなと対策する方はいても、シャンプーの洗浄力が強すぎるのかな?と疑うことはあまりないと思います。適当に用意したものではなく、きちんと成分を見てアミノ酸系シャンプーを買ったなら尚更です。原因に気づかないまま、毎日シャンプーのたびに、頭皮環境は悪化していくのです。


髪の毛のことを考えるなら
アミノ酸系シャンプーを

・ダメージヘアではない
・髪のボリュームむしろ減らしたい
・ヘアカラーもパーマも一度もしたことがない

この3つにあてはまる方なら、こういった洗浄成分のシャンプーを使っても問題ないと思いますが、そんな女性はまずいないでしょう。


お肌との相性もありますので、オレフィンスルホン酸配合のシャンプーを使っても問題なく、髪の状態に満足している方もいるでしょう。
ですが、もし今頭皮の状態がイマイチだったり、ボリューム感が気になるのであれば、一度お手持ちのシャンプーの成分を確認してみてください。

オレフィンスルホン酸の配合されていない、完全にアミノ酸系洗浄成分だけで作られたシャンプーもたくさんあります。美髪と美肌のために、ぜひ安心安全なものを選んでください。

ちなみにスーパースカルプで取り扱っているシャンプーは、もちろんアミノ酸系洗浄成分のみを使用、さらに成長因子も配合しています。

先日発売された「グロアス」シリーズのシャンプーは、発毛サロンが開発した髪を育てるシャンプーです。

優しいだけでなく、育毛効果もあります。
ずっと付き合っていく髪の毛だからこそ、大切に労り続けたい。
そんな方はぜひ、グロアスシリーズをお試しいただきたいです♪

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