【毛細血管のアンチエイジング】「自律神経を整える」これも立派な薄毛対策です!

薄毛の意外な原因?
自律神経を乱す生活

昼夜逆転した生活。寝るのが遅い。睡眠時間が短い。なかなか寝付けないし、すぐ目が覚めてしまう。
職場や家庭で、ストレスが多い。気を張っている時間が長く、心が休まらない。
パソコンやスマホの画面を長時間見ていることが多い。

日々の生活で、少しでも当てはまる方。
なんとなく健康に悪そうだな、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれら「自律神経を乱す習慣」は、健康に悪いだけでなく、薄毛にも関係があります。
食生活や運動、入浴が大事というのは何度か話をさせていただきましたが、当店のお客様にも、それらを見直しても尚なかなか改善しないという方がいらっしゃいます。その場合、「自律神経」が関係しているかもしれません。

さて今回は、薄毛と自律神経の関係性を紐解き、どう改善していけばいいのかを一緒に考えていきましょう。

自律神経を整えて、
とは言うものの…

自律神経という言葉は、色々なところで耳にします。
何か身体に不調を感じたとき、とりあえずインターネットで要因を調べてみると「自律神経の乱れが原因」「自律神経を整えることが大切」と出てきた経験、ある方も多いと思います。

そんな、あらゆる不調に関与する自律神経とは、一体何なのでしょうか。

私たちの身体には、組織や細胞を繋ぐ無数の神経が通っており、それらが目にもとまらぬ速さで情報伝達し合うことで、身体や感覚、臓器が働き、生命活動を続けています。
なかでも、手足を動かしたり、肌に触れるものを知覚したりといったことは、意図的に行うことができますよね。
一方で、呼吸や発汗など、自分ではどうすることもできず、無意識に行われる活動もあります。この、無意識に身体をコントロールしている神経、それが「自律神経」です。内臓や血管、呼吸・代謝・消化などを支配し、体内の環境を整える役割をしています。
自然と呼吸ができたり、暑いと汗をかいたり、運動後は心臓がドキドキしたり、寝ている間に胃が活発に動いたりといったことが、教わらなくても、意識しなくてもできてしまうのは、全て自律神経のおかげなんです。

自律神経には
朝と夜の顔がある

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類の神経があります。

交感神経…身体を緊張させる
副交感神経…身体をリラックスさせる

日中の活動的なときに高まるのが交感神経夜の安静時に高まるのが副交感神経です。交感神経が優位であれば血圧が上がり心と体が興奮状態に、副交感神経が優位であれば血圧が下がり、心と体が休息状態になります。この真逆な働きを場面によって切り替えることで、私たちの心身のバランスは保たれていますが、ストレス・不規則な生活・更年期障害等の疾患などにより正常に働けなくなってしまうことを、「自律神経の乱れ」と言います。

内臓や代謝、消化など、私たちの身体に関するあらゆることをコントロールしているわけですから、それが乱れてしまっては、様々な形で不調が現れてきます。
だるさや動悸、不眠、肩凝りやめまいといった「なんだか調子が悪い」という状態、胃炎や過呼吸、息苦しさなどの臓器に影響が出ることも。
何か不調を感じ原因を調べたときに、「自律神経の乱れ」が頻繁に挙げられるのには、そういった理由があったんですね。

要注意!現代人に多い
交感神経高めタイプ

現代人に多いのが「交感神経が高くて副交感神経が低い」というタイプ。
「ストレスフルな現代社会」なんて、よくテレビCMなどで表されますが、ストレスや刺激が多い環境で、栄養バランスも偏りがちな現代人は、心と体が常に緊張して休まらない状態になりやすくなっています。

そして、薄毛の原因となるのも、このタイプ。
交感神経が高まると血管が収縮して、血流が悪くなってしまいます。髪の毛の成長には頭皮の毛細血管から運ばれる栄養が不可欠ですが、血行不良により栄養がもらえなくなってしまうためです。

とはいえ、交感神経が低くて副交感神経が高いという状態もよくありません。やる気が出なかったり、寝ても寝ても眠たかったり、億劫な気持ちや、うつ状態になることもあります。
本来ならば交感神経・副交感神経どちらも高いことが理想です。日中は交感神経が、夜は副交感神経が優位になるという切り替えがスムーズにできる、バランスの良い状態。つまり自律神経を整える」ことが、薄毛改善にもつながるのです。

自律神経を整えるため
まず始めたい4つの習慣

自律神経が乱れる原因は、ストレスや不規則な生活、疾患など、様々です。
なるべくストレスを溜め込みすぎず、リラックスできる時間を作ること。当たり前のことですが、交感神経が高いと感じる人は、意識的に取り組んでみてください。

また、生活の中にちょっとした自律神経を整えるための行動を取り入れてみるのも有効です。本日は、今日からでも始められる4つの行動をお伝えいたしますね。

①朝起きたら、太陽の光を浴びる…「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌が多くなります。また、セロトニンは睡眠ホルモン、メラトニンの原料となりますので、起きたらまず、カーテンを開けましょう

②深呼吸をする…交感神経の高い人は、呼吸が浅い場合が多いです。鼻からゆっくり息を吸い、口をすぼめてできるだけ長い息を吐きだす。これを3~5分繰り返すと、副交感神経の働きが高まります。

③水をこまめに飲む…水を飲むと、身体の内側から副交感神経を刺激してくれます。また、血液中の水分不足を解消し、血流を良くしてくれたり、胃腸の働きを活性化してくれる作用も。できれば1日1~2リットルの水を飲むことが望ましいです。

④睡眠の質を高める準備をする…目から入る光の刺激は、交感神経を高めます。交感神経が高いまま睡眠をとると、うまく寝付けなかったり、すぐに目が覚めたり、眠りの質が落ちてしまいます。寝る2時間ほど前から部屋の照明を少し落とし、テレビやスマホを見るのを控え、就寝に向けて交感神経を刺激しないようにしましょう。入浴の際は、少しぬるめのお湯で、ゆっくり半身浴がおすすめです。

自律神経の乱れが、血行不良を招きます。
そして血行不良は、髪・肌・健康の鏡である毛細血管の老化を進めます。
自律神経を整えることは、毛細血管のアンチエイジングです。
忙しい毎日ですが、髪の毛のためにも、もちろん健康や美容のためにも、少しだけ、心と身体を支える自律神経のことを思いやる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

記事監修:
スーパースカルプ藤沢駅南口店 所長
発毛技能士 杉山巨樹
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TEL【0120-315-236】

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