【そのシミ、諦めないで!】シミはなぜできる?肌の働きから考えるシミ対策

監修:杉山奈津子

レイテノールでは、お肌の層を4つに分け、部分ごとにアプローチする「4層フェイシャル理論」というものを導入しています。
よく見かけるお肌の断面図と言えば、

表皮層→真皮層→皮下組織と3つに分かれていますが、レイテノールでは皮下組織をさらに「脂肪層」「筋肉層」と分け、全部で4層に区分します。
お悩みによって、どの層にアプローチするかが異なります。例えば「たるみ」ひとつとっても、その原因は様々です。それは脂肪が重たいから?(脂肪層)、真皮が衰えているから?(真皮層)、筋肉が弱まっているから?(筋肉層)と、よく見てみるとお一人おひとり、行うべき対策が異なっているのが分かります。

今回はその中でも一番上、表皮層に焦点を当てて、表皮層の役割や起こりうるトラブルを考えていきたいと思います!

細胞を循環させる
ターンオーバー

表皮層をさらに分解してみましょう。

下から順に、基底層→有棘層→顆粒層→角質層、と4つに分かれています。
基底層に並んでいるのは、細胞の赤ちゃんです。
表皮層はほかの層とは違い、びっしりと細胞で埋め尽くされています。基底層で生まれた細胞の赤ちゃんは、細胞分裂をくり返して増殖し、上へ上へと押しあがっていきます。これがいわゆる「ターンオーバー」です。
20代くらいの、細胞分裂が活発な時期であれば、基底層から角質層に上がるまでに14日間、そして角質層で更に14日間とどまった後で、垢となり剥がれ落ちていきます。合計28日周期でターンオーバーをくり返し、表皮層は細胞を循環させています。

いつも細胞が循環していればいいのですが、年齢とともに細胞分裂をする力は衰えていってしまいます。それだけでなく、化粧品に含まれる添加物や喫煙、飲酒、ストレスに紫外線など、私たちの身の回りには肌の正常な生理機能を妨げ、細胞分裂を鈍らせる存在がたくさんあるのです。
健やかな肌を保つためにはまず、できる限りこれらを遠ざけることが大切です。

シミの原因は
ターンオーバーの乱れ

表皮層のトラブルと言えば、シミ
シミはどうしてできるのでしょうか?

シミは別名、老斑・日光斑と呼ばれます。代表的な原因は日光です。
表皮は、肌の一番外側で、外気や刺激と常に触れ合い、暑さや寒さ、汚い空気などから肌のもっと奥の部分を守ってくれています。
紫外線もまたしかりです。
真皮層は、肌を支える重要な役割をしています。真皮層へ紫外線のダメージが行かないよう、紫外線を浴びると基底層にある「メラノサイト」という色素細胞から、
黒い傘を広げて真皮層を守れー!
という指令が出て、組織が黒く色づいていきます。シミは、真皮層を守るための傘なので、決して悪の存在ではないんです。
ターンオーバーが正常であれば、夏の強烈の紫外線にさらされる時期を過ぎれば傘は閉じられ、色づいた細胞も上に押し上げられていき、だんだん薄くなっていきます。
子供の頃は、夏の間に真っ黒に日焼けしても、秋冬の間に徐々に元通りになっていたりしましたよね。細胞分裂が活発だった証拠です。

ですが、ターンオーバーがうまくいかなくなったり、化粧品などの刺激がかかり続けて傘を閉じられない状態が続いていることで、黒い色素が沈着し続けて、日光斑という状態になってしまいます。

排出させるための
正しいお手入れを!

シミを治すために、色づいた組織をレーザーで破壊するということもできます。
ただ、それまで一生懸命肌を守り、正常に働いていた組織を破壊していくということなので、1回くらいならよかったとしても、繰り返しレーザーを当てると、細胞が正常に機能せず、ターンオーバーもされなくなっていく可能性があるので注意が必要です。

シミは年を取ったからできるものではなく、排出されないからできるもの。

正しくお手入れをしてあげれば、どんどんと細胞分裂が進んでいくのを感じることができます。
年齢で諦める必要はありません!シミでお悩みの方はぜひご相談くださいね。


記事監修:
レイテノール オーナー
杉山奈津子

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